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ネット企業のほうが、たしかに出世は早い

ネット企業のほうが、たしかに出世は早い。大企業によくある、学閥や派閥などは関係なく。実力があれば、若くても社歴が浅くても重要なポストに就くことができる。私も、ネットバブル全盛期に勤めていたフレックスファームという会社で、四〇歳という年齢にもかかわらず、事業部を統括する取締役に就いていた。これが大企業だったら、四〇歳で取締役に就くのはよほどの幸運にでもめぐり合わない限り無理だし、取締役として経営に携わるチャンスなど、そう簡単に経験できるものでもない。出世に関するこのスピード感は、ネット企業の魅力の一つになっている。ところが、出世におけるこのスピードは、すべてがいいことすくめというわけでもない。一番の問題は、出世のスピードに、役職を任された社員の能力が追いついていないということ。

顧客中心のマネジメントが重視される理由

IBMだけでなく、企業の立脚点は技術や商品中心から顧客中心に大きくシフトしてきている。何故、顧客中心にシフトするのか。その理由としては、次の五つが考えられる。?メーカー中心のサプライチェーンがインターネットの普及に伴って顧客起点のサプライチェーンに取って代わろうとしている。世界中から検索できる大量で多様な情報は、ビジネスの主導権を顧客へ移動させた。自動車販売はその典型である。?多くの分野で利益の源泉が、製品からサービスヘシフトしている。特に大型の設備などではこの傾向が強い。このためメンテナンスなどを通じた顧客との継続的な関係作りが重要になってきている。?顧客のニーズは多様化し、事業も複雑化してきている。このため、顧客は単純なハードやソフトの購入ではなく、事業そのものの改革、事業生産性向上のための解決策(ソリューション)を求めている。単純なハードやソフトだけでは利益が得られなくなっていることも大きな動機となり、多くの企業がIBM型のソリューションビジネスを指向し始めている。?ビジネスプロセスを効率化しようとすると、一社で顧客の生活システムやビジネスシステムを総合的にサポートする必然が出てくる。ワンストップサービス的な対応が必要となる。技術や商品切り□ではなく、当然、顧客起点でのアプローチが必要となってくる。?企業が継続的な収益を上げていくためには、類似の商品やサービスで、競合企業と不毛のシェア争いをするのではなく、顧客に対しライフサイクルを通して価値提供の競争をすべきである。したがって、顧客ごとの自社シェアを大切にすべきである。この原理にようやく多くの企業が気付き、顧客起点のビジネスの仕組みの構築に取り組み始めた。この五つの視点から、読者の皆様のビジネスを点検して欲しい。顧客起点への大転換の必要性が高まっていることに、多くの人が気付くはずだ。

物流で注目されるのが3PL

物流で注目されるのが3PL(サードパーティロジスティックス)です。これはネットビジネス業者と運送業者の仲介を行う業者で、複数のネットビジネス業者からの仕事をとりまとめることで、運送業者への注文量を増やしトータルのコストを引き下げる仕組みを提供します。同時に宅配伝票の作成サービスなども行っています。?エスクローサービス:ネットビジネスでは代金を振り込んだのに品物が届かない、商品を送ったのに代金が払い込まれないといったトラブルが発生する危険があります。そこで、売り手と買い手の間に第三者として仲介して、安全な取引を保証するのがエスクローサービスです。買い手はエスクローサービス会社の管理する口座にお金を振り込み、商品を受領確認してからその代金の支払いをエスクロー業者に通知します。エスクローサービス会社は物流のサービスも一括して提供するのが普通で、仲介手数料は取引の金額にもよりますが、1件1、000円程度からのものが多くなっています。


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